☆NewYork 文化事業



2009.09.05~06
日本とニューヨークを結ぶ「前掛けギャラリー in NY」
主催:有限会社エニシング

後援:豊橋帆前掛地織振興会(愛知県)

日本の仕事文化と共に人々に慕われ、そして今も使われ続ける「前掛け」を通して、日本の文化をNYの人に紹介するイベント内で、「Art書オリジナル前掛けをその場で制作する」為渡米しました。


イベントは両日とも、14時〜17時。

第1部は

「前掛けとは?!日本の仕事文化とは?」トークセッション。前掛けの歴史や、用途、そこにあらわれる日本の仕事文化。愛知・豊橋から駆けつけてくださった職人さん3名に直接前掛けに込める想いを語ります。

第2部は、
私・本田蒼風によるライブパフォーマンス&オリジナル前掛け即売会!
その場でオリジナル前掛けを制作。
自分だけの前掛けを購入できますという内容でした。

実は今回、エニシング西村社長と決め事をしました。

「出来る限り全て英語で頑張ろうっ!!!」

郷に入れば郷に従えという諺があるように、その土地にいったら、その土地の人に受け入れてもらえるよう、出来る限りをやってみる。

ちょっと発音が聞き取りづらくても、一生懸命、英語で伝えようとしていることが大切なんじゃないかと…


入り口に大きな「紀伊国屋前掛け」を展示


時間が近づくと、どんどんとお客様が店内へ…


14時前から用意された席には沢山の人が座って待ってくれています。


そしていよいよスタートっ。
西村社長が一生懸命、英語で司会を務めてくれました。

次はついに私の出番です。

呼吸を整えて…「日本の仕事文化を表す一文字」を書き上げます。


エイヤっ!!!

その後、漢字のルーツの説明&どうしてこの漢字なのかを英語で解説しました。


1日目は…「志」

志という漢字のルーツは、上の部分は「土」ではなくて、もとは「足跡」の象形
下部分は「心や想い」を心臓の象形で表したもの。
合わせると「心や想いが同じ方向に足を向けて進んでいる様子」 これが「志」の本来の意味。

前掛けに象徴される日本の仕事文化とは…
前掛けをして常に仕事をすることで、
・自分がどこの店のモノかを知ってもらう→逆を言うと、店の看板をいつも背負っているということなので、信頼を損ねるような行動はできないっ!!いつでも自分達のポリシーを屋号のデザインとして掲げ、仕事をしている。

・強く、丈夫な作りの前掛け。素材は帆だった。→強く丈夫な「船の帆」を再利用して作ったのが始まりだと云われる前掛け。その丈夫さゆえ、親子2代・3代と使い続けることもあったのだとか。前掛けとして使えなくなったら、次は袋に。そして手ぬぐいに…

想いのこもった「前掛け」をいつまでも大切に使い続ける…想いの継続…これこそ「志」なのだ。ということを伝えました。


2日目は…「絆」
「絆」の漢字のルーツは、糸偏は糸巻きに綺麗に巻かれている糸の様子から、「繋がる」「どんどん増える・長い」というような意味を表すもの。(例えば、孫…は子どもがどんどん繋がって増えた結果が孫)
旁部分の半は、牛の解体された姿から、バラバラになっている様子を表した。

二つが合わさって…バラバラだったものが、繋がり、そして増えていくという意味になる。これが「絆」
本当の「絆」は、一対一…で終わりではなく、一対一が、また繋がってまた新しい出会いや繋がりを生み、
どんどんその輪が大きく増えていく…それが「絆」の本来の意味。

前掛けを締めて仕事をすることは、人の信頼を得、そこから初めて仕事が生まれる。そしてその人との出逢いが広がっていくことを願って…日本の仕事着は、人と人とを結ぶ仕事文化を表しているのです。



続いて豊橋帆前掛振興会の3名から前掛けについて語っていただきました。


杉江会長、浅井さん、芳賀さん。
一生懸命前掛けの魅力や歴史を語ってくださる姿に開場の皆様も真剣な表情。

第一部トークセッションは大盛況!

続いては第2部
「書道家・本田蒼風が、オリジナル前掛けを届けますよ〜」