☆Performance in Paris



以前から挑戦してみたいと思っていた
「纏(まと)う書」「動く書」を実験的にやってきました。

10月3日(土)風は強いが快晴

場所:ポンピドゥー広場

レンゾ・ピアノとリチャード・ロジャースリチャード・ロジャースが設計した。
Paris市街地の伝統的な建築の中に突如として現れるその前衛的な外観は、工事中??と思ってしまいたくなるような印象を与える。

一番の見どころは国立近代美術館(Musee National d’Art Moderne)。ゆっくり見ると半日はかかってしまうようなコレクションの多さは見ごたえ抜群でした。

場所は現地に足を運んで「ここが良い!!!」とピンときたので、選びました。


作品テーマ:立ち位置

書くテーマはParisで数日滞在する中できまりました。

和紙に書くつもりで用意していったのですが、

歴史ある街並みと、その歴史の重厚感を受けるように今の世の中にメッセージを投げかける沢山の現代アート作品のコレクション。

過去の歴史と、今、この瞬間を生きていることが融合している街並みを肌で感じて、「今私はどの立ち位置を目指そうとしているんだろう」と考えさせられました。


長い歴史で培われた漢字を

今を生きている私が、筆を通して発信していくこの先の未来。

今生み出すものは決して納得のいく作品でなくても、
それが今の私のチカラ。

今この場にいることが現実、そしてそこが立ち位置。

それを心から実感したかったので、

書いた作品を身体に纏いたいと想いました。












パフォーマンス中ずっと書く姿をみてくれていた少女に
漢字で名前を書いてあげました。
お母さんに漢字の意味を伝えると、フランス語で少女に伝えてくれました。
「Merci!!」といって、笑顔でありがとうをくれました。




書き終わって、とにかく手を大きく広げたくなりました。
まだつかめないものを、とにかく受け止めるだけ受け止めたくて。自然と指先までチカラが入りました。



とにかく風の強い日でした。
書きあがったばかりの作品が受ける風の抵抗は、
腕全体にずっしりと重たい感覚を伝えてくれました。






その風の抵抗の重さが、
その場にいた私にはとても嬉しくて、

…そしてこれから取り組んでいくことへの可能性と、困難さを教えてくれているようで、

とにかくそれを感じて、走り回りたかった…

そんな気持ちになりました。


その想いと、そしてこれから向かうべき「私の立ち位置」を自分に確認させるため…

纏いました。

撮影協力:
PHOTO:KENTARO MINAMI
MAKE :MARINA HIRANO